勤務医の労働時間はどこまで？当直、待機、自己研鑽？悲報！国はタダ働きを容認する方針！国家的奴隷制度なんです。。

時間外問題に続いて、この議論は、よくされていて話題に時々登っています。

当直、待機時間、自己研鑽などの考え方ですが、普通の感覚では、時間的拘束を受けた時点で、労働扱いになるのでは？と思いませんか。

時間外労働を年間2000時間だの、1860時間だの、わけのわからない議論がされておりますが、それでも上限を超えてしまう場合があるんですって。

医師が当直をしていて、それをすべて労働扱いとすると、時間外の上限を超えちゃうみたいですね！？

ですから、今度は、労働しても労働していないという扱いにする法律を作ろうとしております。

「労働環境を整備して、違法残業を減らす」とか言っていますが、違いますよ！！

法律を整えて、違法残業を合法化するのです。

はい。勤務医の皆さんに突きつけられている国の方針は、タダで働け！病院に当直として泊まっていても待機部分は働いていないことにしろ！ってことなんです。

当直の待機部分を労働時間に含めると、時間外上限超えちゃってまずいから、働いていないことにしようってことなんです。

今までも、一定の基準を満たすと、待機時間は労働ではないということではありましたが、その基準を見直す方針です。

軽い業務しかなく、一定の基準をみたせば、国の許可を受けて、待機時間を労働時間から外すことなのですが、この軽い業務をどこまでとするかが問題となります。

これまでの基準をみなおして、現状の色々な時間外労働をその基準内に入れてしまえるようにして、労働としてカウントしないですむようにするのでしょうかね。

軽い症例の診察、少人数の病棟診察の場合は、軽い業務として待機時間を労働時間から外す方針のようです。

意味がわかりません。

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]今日は当直です。いつ急患がきてもいいように病院で朝まで待機ですね。明日も、そのまま朝から外来で、午後は手術です。連続労働はこたえますね。。[/chat]
[chat face=”woman1″ name=”” align=”right” style=”type1″]お疲れ様です！朝まで病院にいても、軽い業務のための待機として、労働してないことにしますから大丈夫ですよ。[/chat]

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]ほんとですか？病院に泊まっていて拘束されていても、働いていないことになるんですか？[/chat]

軽いとか、少人数の診察のためとか関係なく、自由でないのであれば労働でしよ？

労働時間でないのであれば、温泉でもどこでも行っていいですよね？

働かせ方をきちんと整備するという建前なんですが、本当は、現状に合わせて法解釈を変えるようなものにすぎません。

そりゃまずいってことで、急ピッチで、法律解釈を現状に合わせて整えてるだけなんです。

勤務医のためとか、微塵も思ってはいけません。

現状が違法だから改めるのではなく、現状が違法にならないように法を整備するだけなのです。

 

話は変わりますが、今年引越しされる方はご存知かと思いますが、働き方の関係で、引越し料金が、高騰しております。

運送業も値上がり傾向です。

普通、そうなんです。

今まで、違法に働かせていたので、きちんとした働き方をさせると、人件費が上がってしまうのです。

ですから、サービス料も当然あがるんです。

当たり前のことですよね？

もちろん、やや、便乗で上げすぎな感じもしますが。。

医療においては、まともに時間外労働認めると、医療従事者に払うお金がないから、現状を容認できるような法整備にして、労働時間はカウントしない部分を認めて、このまま働かせましょうよってことなんです。

 

普通の労働者なら、暴動もんですよ。

日本医師会は抗議しないのですか？

日本医師会は何をしているのか？

何が問題かというと、開業医は日本医師会が開業医の利益を守るために団結して、主張を強く行なっていますが、勤務医は団結した主張が弱いということです。

勤務医の場合は、一応労働組合はありますけど、強い団結力なんかまったくなく、みんな言われるがまま働いてるようなものなんですよね。

また、労働組合に入って活動といっても、すこし政治的な匂いがして敬遠する方も多いと思います。

ただ、何も言わなければそれでいいと思われるんです。そして、いいように使われるだけなんです。

本来であれば、日本医師会が、ただの開業医利権の団体にならないように、勤務医の立場を後押しできる組織にならなければいけません。

その場合、大学病院が中心になると思いますが、ずっと、開業医寄りの医師会会長ではなく、勤務医側の日本医師会会長も定期的に数年ごとに入れ替えれべきだと思われます。

いつの頃からか日本医師会は、開業医寄りの団体に成り下がっている気が致します。

点数の分け合いや、開業医利権のためではなく、1番問題となっている勤務医の働き方に力を入れるべきです。

本当に日本医師会は一体なにをしているのでしょうか？

勤務医を守る気はないのか？

医師の団体として勤務医の当直や時間外の奴隷的な制度を看過するのですか？

そもそも、医療費をかなり上げなければ、求められている医療サービスは提供できないということを強くいうべきではないか？

 

勤務医に、そのしわ寄せを与えているのをわかっていて見過ごすのでしょうか？

この点を、医療関係者、いや、国民は理解した方が良いのです。

むしろ、それを受け入れて働き続ける、勤務医にも驚愕します。

みなさんホントに大丈夫ですか？

洗脳されていませんか？

違法なんですよ。ホントに。

地域医療の維持とか、そんなレベルの話ではないのですよ？

「そうしなければ医療崩壊してしまう」と言われる方、大丈夫ですか？

今まで、つじつま合わせみたいな対処とあなたのような偽善のお陰で、ずっと変なシステムがまかり通っているのです。

勤務医とか、医師の立場から離れて考えると、本当に異常ですよ。

自ら奴隷状態を受け入れる勤務医・労働者は使用者にとっては都合いい使い勝手のいい労働力です。

実際、そのような勤務医ばかりですから、この歪んだ医療体制がまかり通っているのです。

時間外制限の壁は法整備で抜け道を用意し、一般的な許容限界を遥かにこえて働かせる。

なおかつ、人件費の増加を、病院でまかなうの無理なので、賃金が発生しないように、本当はどう見ても労働であることを労働としてみなさないように法律を整える。

いやぁ、すごいですね。

みなさん、よくやってられますよね？

最終的には勤務医の自業自得になるのですが、ある一定のキャパシティを超えて突然崩壊するよりも、早めに医療システムを根本からたて直したほうがいいのです。

早期発見・早期治療ですよ！

病気だってそうではないですか？

同じことです。

でも、医療システムに関しての早期発見・早期治療、日本はしないつもりなのでしょうか。

洗脳された奴隷の中から、団結して奴隷解放を唱える者たちが出てくるのか？

または奴隷を解放してくれる外部の救世主があらわれるのか？

今後も見守っていきたいと思います。